1999-10-28 第145回国会 参議院 交通・情報通信委員会 閉会後第1号
特に東北新幹線の蔵王トンネル、これは福島、宮城県のところなんですが、四十二カ所。二番目としては上越新幹線の大清水トンネル、これは群馬と新潟県の間なんですが、二十二カ所あったということも聞いておりますし、一ノ関トンネルが三カ所、真柴トンネルが一カ所、白坂トンネルが四カ所、塩沢トンネルが一カ所、比較的数は少ないんです。
特に東北新幹線の蔵王トンネル、これは福島、宮城県のところなんですが、四十二カ所。二番目としては上越新幹線の大清水トンネル、これは群馬と新潟県の間なんですが、二十二カ所あったということも聞いておりますし、一ノ関トンネルが三カ所、真柴トンネルが一カ所、白坂トンネルが四カ所、塩沢トンネルが一カ所、比較的数は少ないんです。
旧国鉄でございますけれども、四十六年に東北新幹線で蔵王トンネル工事を施工しておりますが、その施工中の四十七年の八月ごろから大量の出水が続きました。したがいまして、減渇水現象が一部に生じまして、農業用水あるいは飲料水等に不足を来す事態が生じました。そこで……
新幹線蔵王トンネル。ところが、その周辺に一番直接関係ある方々が三百五十世帯農家がございまして、昭和四十六年ごろから始まった工事なんですが、四十七年の暮れごろから四十八年に水がだんだん出なくなってきて、飲料水が不足する、そのうちに今度は灌漑用水の不足ということも出てまいりました。それが最近またあちこちで拡大しているということで、これは死活問題でございます。
○江本説明員 御質問の蔵王トンネルの渇水問題でございます。蔵王トンネル約十一キロを四工区に分けまして、四十六年から着工してまいりました。それによりまして、福島県、宮城県にわたりまして、そのトンネルの東側で渇水が起こっております。
この前、私は東北新幹線の蔵王トンネルの問題でお伺いしたことがあります。そして、そのとき国鉄総裁にただしたんでありますが、国鉄の工事によって起こったいろいろな被害、こういうものは国鉄の全責任において完全に補償するんだと、こういう方針が国鉄総裁から明らかにされました。その後まあそういう方向で動いていったわけです。そういう点から考えますというと、この原則は鉄建公団の場合にも当てはまると思うんです。
宮城県の白石市の蔵王トンネル、ここは前に参議院の岩間正男議員からも皆さん方追及を受けたわけですが、若干の解決は見つつあります。しかし、この間、ここの飲料水がかれたために国鉄側がトンネル内からくみ出している飲料水、これが宮城県衛生部の調査によりますと、PHが九・四出たというのです。これは、おふろをわかして入るとからだがぬるぬるになるくらいの強アルカリ性なんですね。
東北新幹線の蔵王トンネルの掘さくに関する渇水の問題でございまして、われわれはトンネルを掘るときに必然的に水の流れやすい穴を掘るわけですから、飲料水がかれたり、かんがい用水がかれるということが間々起こるのでございますが、御指摘の蔵王トンネルに関しましてもそういう現象が起こって御迷惑をかけているということは、はなはだ申しわけなく存ずるのでありますが、子のトンネルから出てきた水、あるいはその付近の水を飲料水
たとえば宮城県の越河五賀の場合ですね、蔵王トンネルの場合、枯渇水域から市内の上水道管まで管を敷いて、そしてそこから水を引きたいと。この経費は全額国鉄が当然補償してもらいたい、こういう要望が具体的に出ているんですね。それからトンネル内の水だけをたよりにせずに、他の水源についても検討してほしい。こういうような要求が、これは越河五賀から出ております。これが一つ。
東北の場合で、まあ私は実際現場を見たのですが、蔵王トンネルの場合とか、福島の安達トンネルですか、こういうような場合。ところが、実際はたくさんあるわけですね。そうすると、この問題をどういうふうに対策を立てておられるのですか。新幹線は掘った。その結果住民の生活は奪われる。こうなると、騒音やそれから振動でたいへん公害問題はいま社会問題化している。大きくこれはいまクローズアップされておる問題です。